認知症 80代 男性 家族への暴力

認知症搬送

患者様:80代男性
症状 :認知症
状態 :暴言、暴力
依頼者:娘、奥様
神奈川県

相談内容

娘様・奥様より、80代男性の方の搬送の依頼を受けました。

診断は認知症ということですが、ご家族への暴力・被害妄想があり、強い通院拒否があるため、ご家族だけで病院にお連れするのは難しいようでした。

搬送日の状況

搬送員や、搬送の流れなど、ご家族の事情もそれぞれですので、出発前に打ち合わせをして、ご本人のお部屋に向かいます。

ご本人が小柄なことや、ご家族以外には暴力がないということもあり、搬送に同行するのは、搬送スタッフ1名、女性看護師1名です。また、暴力がないとはいえ、搬送中興奮することも想定されるため、念の為、手足を固定する抑制帯・布担架など用意しています。ご本人を尊重するため、スタッフはなるべくこれらを使用しないよう、工夫します。

いざお部屋に入ると、ご本人は寝ていらっしゃいます。急に見たこともない搬送員が登場するわけですから、まず自己紹介をして、体調などうかがいます。だるい様子でしたので、病院へ行きましょうと伝えると、「おや、そうかい」となんのためらいもなく出発の準備をしてくださいました。

車に乗るまでは気が抜けません。
持ち物を準備して、お手洗いも済ませ、気が変わらないうちに玄関で車椅子に乗っていただきます。

その調子ですぐに車に乗り込みます。車内に乗り込むと、時折ご家族に対する被害妄想の発言が見受けられましたが、昔のお仕事のお話などで盛り上がり、あっという間に病院に到着です。病院スタッフとも連携を取り、スムーズに診察を受けることができました。

ご家族は出発前は不安なご様子でしたが、到着すると、こんなにスムーズに行くと思わなかった、とホッと胸をなでおろしていらっしゃいました。今回はスタッフも驚くほどスムーズでした。
第三者の介入でご本人の反応が変わるケースでした。

ご家族ともに穏やかな生活を取り戻せますよう、心より願っております。

1日でも早く病院へ連れて行く事が重要です

認知症治療も進んでおり、早期な治療で改善しています。
緩やかに症状が悪化する分けではなく、今回のように急劇な症状の変化もございます。
多くは過度なストレス、不安など高齢者に多い生活環境から来るのではないでしょうか?
心が壊れる前に、適切な治療を受けることで、患者様も救われる事になります。

精神、認知症病院移送相談承ります

精神障害者移送実績多数の当社が適切なアドバイスをいたします。
お困りの際は一人で悩まず当社へご相談ください。

ご相談は無料

フリーダイヤルへお気軽にお電話ください。

統合失調症搬送

関連記事

  1. 認知症搬送

    認知症90代男性 暴言